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人間の真価とは極限状態での行動で問われるものです。 知る人ぞ知る事なのですが、私孤月昔アウトドア-サークルで副会長してましてそれについては色々な思い出があります。 うちのサークルは本来のアウトドア-の比率はちょっと少なめ。まぁハードなことはしません。 うちのメインは 『肝試し』 これまじでハード。 人気のあるところでは面白くないというだけの理由でわざわざ無人島に行き 肝試しをするという気合の入った サークルです。 道無き道を肝試しに使うので霊とかよりも 遭難のほうが怖い位の勢い。 当時のリーダーだったのがここで紹介する大西さん。通称西さん。 身長189センチ、体重98キロの巨漢 筋肉質に引き締まった体と竹を割ったような性格の大西さんは俺たち一年生の 尊敬の的でありました。 そんな西さん率いる我がサークルは夏休みの終わりごろに性懲りも無く肝試しに廃村キャンプをしておりました。 これがかなり山の中にありまして、なんか素で怖いんですよ。 昼間歩いててもその排他的な雰囲気は気持ち悪い位で ましてや夜中になるともう・・・・・・・・ なんつーかブレアウィッチプロジェクト状態なんですわ、ちょっと数が多いだけで。 勿論こんな気合の入った肝試し初体験の俺らは勿論の事、経験者である先輩の女性方ですらちょっと引いてしまう位 の怖さ。 そんな俺ら(主に女の子に)をみて西さんは おう、おまえら何びびってんねん! まかせとけって俺がいざとなったら守ったるから! まぁ調子いい人なんですこの人。 そんなこんなで肝試しがスタートしました。 道が本当にわかりづらいので皆でコース確認(ってかその時に決定) 20人位で歩いてても怖い。 中島っていう同じ年の奴がいてこいつやたら怖い話上手いんですが そいつの悪い趣味で こういう場所で怖い話を聞こえるか、聞こえない位かの声でボソボソ話ながら歩くんです。 皆言いたかったはず おいこら てめぇ だまらんか おぉ 殺すぞ ボケが! しかし言えない・・・・・・・・・ いったら明日から皆の心の中ではヒーローでも絶対 チキン扱いされることは確実だからです。 暗い獣道をかきわけ問題の場所に辿りつくとそこには何個かの廃屋が。 しってる人は知ってると思うけど 廃屋ってまじで不気味なんだよね。 一同静まりかえりながら場所を確認 帰り道に着きました。 その時先頭の西さんがぴたっと立ち止まった。 西さんが照らす道の先に見えたのは・・・・・・・・ 行きには立っていなかったはずの何体かのお地蔵さん。 それがまるでお前らをここから絶対帰さないという風に一列に並んでいる姿。 気を取り直そうとする西さん 大丈夫や ただのお地蔵さんや そういいながらライトでお地蔵さんを照らす すっ とライトを下にむけた時 俺らの目に飛びこんできたもの それは・・・・・・・・・・・ 血 首から血が出ているのだ ぎゃああああああああああああああああああ! 誰かの悲鳴が聞こえた そして俺らの目に飛び込んできたのは 一目散にダッシュしていく西さんの姿 守ると行っていた後輩や女の子達を置き去りにし 絶叫しながら突っ走っていく西さん・・・・・・・ 走れ・・・・・・・メロス 恐怖を感じる前に呆然としてしまった俺たち。 俺>ダッシュだな・・・・・・・ I>ダッシュだ・・・・・・・ 俺>世界狙えそうだな I>だな お地蔵さんを照らしなおしてみると 血だと思ったのはただの前かけ。赤いやつね。 気を取り直した俺たちは西さんの後を追ってキャンプ地え。 なんだかあんだけ怖かった森も 今ではただの木の集まりしか見えない。 キャンプ地につくと西さんがいない。 いくら探してもいない。 どうやらびびりすぎて変な方向に走っていったようだ。 遭難かよっ! 結局皆で手分けして見つけたけど 危うく警察沙汰になる所だったよ。 まぁその日が命日にならなくてよかったね。 男として何か大切なものはこの日確実に死んだけどね |